文系の数学勉強法

勉強のアドバイス

こんにちは!塾長の坂根です。

今日は、文系の人が模試で数学の偏差値をあげる勉強法をお伝えします。

文系の人の数学ができない(点が伸びない)特徴として、中間テストや課題テストはできるけど、模試や実力テストの問題ができないことです。自分は理系だと思っている人でもあてはまる人がいるのでは?私の教室の生徒さんもほとんどがこれにあてはまってます。

先に結論から言うと、文系の人が模試や実力テストといった初見の問題で点数(偏差値)をあげるには、第一問題の一問一答(基礎問題)と、各大問の一問目を確実に解くことです。

何なら、これらの問題ができれば偏差値50は普通に超えます。とくに記述模試なら55ぐらいはいくかな?だって、みんなここが取れないから数学の点数が低いんだもの。

要は基本問題が解けるようになれば偏差値が上がるということですが、このレベルになるまでは地道な勉強が必要です。模試や実力テスト直前の小手先の勉強ではほぼ結果はでません。

ここからは、3ヶ月後に偏差値があがる勉強法をお伝えしますので、来週の模試で結果を出したい人はスルーしてください

具体的な勉強方法は一つだけ。

『教科書の例題と問題を全部解く』

これだけです。

「模試で点あげるんだから、チャートとか参考書解いた方がいいでしょ!」と思う人の声が聞こえてきそうですが、いきなりそのレベルの問題解けますか?

チャートや参考書は応用問題しかのっていませんし、解説が難しすぎてわからないまま終わる人続出です。そして数学の勉強に手を付けず、また模試で悲惨な点を取るという負のループに陥ります。

皆さんが普段学校で使用している教科書は、初めてその単元を習う人でもわかるような説明で、基本レベルの例題→問題→発展例題→発展問題と構成されているので、つまづくことや挫折することが少ないのです。また、問題量もそれほど多くないので、一日で6ページ分ぐらいの問題を解いてもそんなに時間はかかりません。書店では教科書ガイドも売っているので、解説も十分です。

とにかく文系の人はコツコツ積み上げタイプなので、こういったつまづきポイントのない問題を地道に続ければ、時間はかかりますが確実に結果は出ます。

模試のような初見の問題でも、第一問題と各大問の一問目は教科書レベルの問題です。そして、教科書を2・3周しているころには、大問の2問目あたりもできるようになってきます。ここまでくると中間テストの勉強と同じく、問題と解説を覚えてテストに挑むのと同じなので、まさに文系のための勉強方法です。偏差値60を超えることも可能でしょう。

実際に、私の教室にいる生徒さんは教科書の問題しか手をつけていなくても偏差値60は超えています。

このレベルまでなれば、チャートや参考書の応用問題に手をつけてみてください。

何度も言うように、文系の人はド理系の人のような最低限の公式で問題が解けるヒラメキ力はありませんので、地道に同じ問題を解いていきましょう。私が文系なのに高校数学が教えられるのは、何度も同じ問題を説明しているうちに数学の本質が理解できたからです。

まずは実践・継続あるのみです!