文系の理科科目勉強法

こんにちは!塾長の坂根です。

今日は文系の人の理科科目の勉強方法についてお伝えします。

理科科目と言っても分野によって勉強方法が違うので、ここでは分野別にざっくりとした勉強方法を書いていきます。さらに具体的なことは今後のブログで書いていこうと思います。

まず理科科目は生物・化学・物理・地学の4つに分かれます。

よく文系の人は生物を中心に勉強するのが無難と言われます。それは生物が暗記科目に入るからです。

しかし、実際に模試や受験で点数が取りやすいのは『物理』と『地学』です。

「文系の私に物理なんて無理!」という人がたくさんいますが、文系・理系関係なく点数が取りやすいのは物理なんです。(地学は学校で授業がない人が多いと思うので、ここでは割愛します)

なぜ物理が点数が取りやすいかというと、理科科目の中で圧倒的に暗記することが少なく、公式さえ覚えておけば大体の問題が解けるからです。

物理に拒否反応が出る人は、中学校の物理から苦手だった人がほとんどです。でも、中学校の物理って本当に公式しか覚えることないですよね?しかも、数学のような複雑な公式ではなく、小学校の算数レベルの計算しか出てきません。

また、物理は他の3つの分野よりも問題パターンが決まっているので、同じ問題を繰り返すだけで何とかなります

「中学校の物理から無理なんだよ!」という声も聞こえてきそうなので、今高校生の方はもう一度中学校の教科書を読み直してみてください。高校物理のようなギリシャ文字ではなく、日本語で公式が書いてありますし、わかりやすい説明や写真のおかげで大体イメージできるはずです。

実は高校物理の内容は中学校の物理とほとんど変わりません。難しく感じるのは、謎のギリシャ文字で書かれた公式とイメージが付きづらい教科書の説明のせいなのです。普段高校物理の教科書を読んでいれば、中学校の教科書がものすごく見やすく感じるはずです。

逆に、点数が取りにくい科目は『生物』と『化学』です。

文系の人が基礎科目としてマストと言われるこの2科目が難しい理由は、物理と全く逆で中学校の生物・化学とかなり内容が変わるからです。

特に生物は、中学校の理科ではほとんど出なかった計算が入ってきますし、化学の知識がないと理解できない内容もあります。

生物は暗記で乗り切れることもありますが、理科科目の中で一番暗記量が多い割に、基礎だと半分の点数しかないので、あまり暗記した時間が活かされません。

なので、どうして生物を取らざるを得ないなら、生物と連動している分野がある化学と並行して勉強してみてください。というより、まずは化学を理解した方が生物の理解度が高まるでしょう

その化学ですが、苦手な人が多いですよね(泣)。私も化学が一番苦手です…

化学が難しく感じる理由は、化学反応式やなぜそのような反応になるか理解していないからです。

化学を攻略するのは、とにかく理科っぽいイメージから別のイメージに置き換えることが必要です

この「理科っぽいものから別のものに置き換える」方法は、今後の化学の記事の中でお伝えします。私は実際の塾ではこの方法で生徒さんに説明しています。

文系の人は理科から逃れたいから文系に進んだはずなのに、逃れられない理科科目(泣)。

今後の記事ではかなり細かく説明していきますので、投稿後はぜひ参考にしてみてください!